企業提案による初の日本規格協会規格
「従業員満足規格JSA-S1001」を開発・発行

半導体製造装置メーカー・株式会社ディスコ(本社:東京都大田区、社長:関家一馬)は、従業員満足規格JSA-S1001『ヒューマンリソースマネジメント -従業員満足- 組織における行動規範のための指針』を、一般財団法人日本規格協会(本部:東京都港区、理事長:揖斐敏夫)の規格制度のもと発行いたしました。当規格は、これまで当社が実施してきた従業員満足度を高めるための様々な取り組みを概念化し、汎用性の高い文書としてまとめたものです。なお、従業員満足に特化した規格は世界に例がなく、また、個別企業の提案で開発・発行された日本規格協会規格(JSA-S)として初の事例となります。

発行の経緯

近年、企業における従業員の働き方が社会全体の大きな関心事になっています。また、従業員の清廉さ、定着率などは、企業の製品・サービスの品質を大きく左右すると考えられます。当社はかねてより、“真のCS(顧客満足)はES(従業員満足)なくしてありえない”という考えのもと、働くことへの誇り・やりがいを持ち、仕事と私生活の両立ができ、心身ともに健康でいられる働きやすい職場づくりに注力し、従業員満足度の向上を図ってまいりました。その結果、厚生労働省より「働きやすく生産性の高い企業・職場表彰」最優秀賞を受賞(2017年)したほか、経済産業省より「健康経営銘柄」に選定(2019年)されるなど、外部からの高い評価を得ております。そこで、当社がこれまで培ってきた従業員満足度向上に関する知見を、どの企業・団体でも実施可能な汎用性の高い文書として規格化することが、社会全体の労働環境向上に貢献できるのではと考え、日本規格協会の規格制度のもと、従業員満足規格JSA-S1001を開発・発行いたしました。

従業員満足規格JSA-S1001の概要

当規格は、従業員の自己実現や従業員間の信頼関係向上などに企業が配慮し、従業員が「働きがい」「働きやすさ」「心身の健康」を得るための行動規範の計画、実行、評価および改善を実施するための指針です。“組織の価値観やリーダーの思いに共感していること””自分のやりたい仕事ができていること””良好な人間関係が築けていること””心身ともに健やかで生き生きとしていること”など、従業員満足という「人の心」にアプローチする際に大切なことを規格の基本要素として明文化しています。

タイトル 『ヒューマンリソースマネジメント -従業員満足- 組織における行動規範のための指針』
発行元 一般財団法人日本規格協会
発行日 2019年3月25日
JSA-S

一般財団法人日本規格協会およびJSA-S(日本規格協会規格)について

【一般財団法人日本規格協会(JSA)】
1945年に商工大臣の認可のもとに設立された一般財団法人です。中央組織として、標準化の相談から規格の作成、組織および要員の認証を含む規格の活用支援に至るまでのトータルソリューションを提供しています。

【JSA-S:ジェイサス(日本規格協会規格)】
従来の制度にとらわれない規格の開発ニーズが国内外で高まっていることを踏まえ、日本規格協会が企業・団体等の依頼を受けて、透明性・公平性及び客観性を確保した民間規格として開発・発行する制度として、2017年6月に創設されたものです。

お問い合わせ

報道関係の方
株式会社ディスコ 広報室

JSA-S(日本規格協会規格)に関して
一般財団法人日本規格協会

従業員満足規格JSA-S1001は、日本規格協会のHPから検索できます。


おすすめページ