株式会社ディスコ(以下「当社」といいます)は、スチュワードシップ・コードおよびコーポレートガバナンス・コード等に基づく建設的な対話を主目的として、IRミーティングを実施・対応いたします。本申込規約(以下「本規約」といいます)は、ミーティングをお申し込みいただく際の条件等について定めるものです。
個別ミーティングのお申し込みには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
代理でお申し込みいただく場合、機関投資家に対してブローカレッジ業務等を提供する第一種金融商品取引業者またはこれに相当する外国証券業者(以下『証券会社』)からのお申し込みに限らせて頂きます。
当社が指定する特定日時に関するミーティングの調整権限は証券会社に一任するものとします。ただし、個別ミーティングの参加者には本規約に定める条件が適用されるものとします。
(例:当社が証券会社に対しミーティング枠を預託した場合、個別ミーティング参加者は、本規約に基づき、ミーティング・コードや株式保有状況等を提示いただきます。)
ミーティング参加者が上記条件を満たしていることをご確認ください。
当社は機関投資家との対話をより建設的かつ効率的に行うため、以下の「ミーティング・コード」を導入しています。
導入の背景・目的
ミーティング・コードは機関投資家の受託者責任やスチュワードシップと、当社の経営責任やガバナンスの双方を踏まえ、対話を「資本コストや株価を意識した経営」へ結び付けるフレームワークとして機能させます。
また、ミーティングの主題(例:四半期業績、市場認識、長期戦略、企業文化など)をコード化することで、双方の期待値を事前にそろえ、限られた時間を価値の高い論点に集中させます。さらに、コードごとに扱う情報範囲を定義し、フェア・ディスクロージャー・ルール等の開示規制を遵守します。これらによって、全投資家に対する公平性を保ちつつ、必要な深度で説明することで資本市場における信頼性を高めてまいります。
対話の目的と進行に対する共通認識を図るため、お申し込み時にミーティング・コードを事前に明示し面談毎に設定するものとします。
ミーティング・コードは以下のとおりです。
凡例(◎=重点取扱 ○=取扱あり -=取扱なし)
ミーティング・コード | 主な目的 | ビジネス モデル |
市況業績 | 企業文化・統治 | 想定参加者 |
---|---|---|---|---|---|
Introductory 1-on-1 | 企業概要、業界構造、 ビジネスモデルの基礎理解 |
◎ | - | 〇 | 初回面談者、 ゼネラリスト |
Market and Earnings Insights 1-on-1 |
市場動向、業績見通しの整理 | 〇 | ◎ | - | セクタースペシャリスト |
Long-Term Value Insights 1-on-1 |
会社を強くする考え方や 企業文化などの議論 |
〇 | - | ◎ | 責任投資部、 長期保有株主 |
グループミーティングにおいても上記に準じたコードを設定します。
市場動向や業績見通しの整理については、決算発表時の見通しを基準として回答します。期中に市況認識の更新は行わず、ミーティング時期による回答・コメントの変更は行いません(適時開示事項を除きます)。
当社は個別ミーティング機会の公平性を重視し、以下を総合的に勘案して調整します。
注記:お申し込み順はアレンジの優先順位に影響しません。調整の結果、個別ミーティングの代替として、グループミーティングをご案内する場合があります。なお、本規約にご同意いただけない場合には、個別ミーティングではなく、グループミーティング等の機会をご案内いたします。
当社の投資家との積極的な対話の実施状況についてはこちらのページをご参照ください。
「ディスコ株保有を検討される皆様へ ~資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応~」
https://www.disco.co.jp/jp/ir/mginfo/msg_share.html
お申し込みの際、以下の行為は禁止します。
※原則、大量保有報告書の提出義務者(金融商品取引法第27条の23)を基準としますが、運用体制等を考慮して判断します。違反行為が確認されたお申し込みは個別対応をお断りします。
金融庁から2025年6月26日に公表された第三次改訂版スチュワードシップ・コードでは、指針4-2において「機関投資家は投資先企業からの求めに応じて当該企業株式の保有状況を説明するとともに、要請への対応方針をあらかじめ公表すること」が明確化されました。
出典:金融庁WEBサイト「スチュワードシップ・コード(第三次改訂版)の確定について」
https://www.fsa.go.jp/news/r6/singi/20250626.html
改訂版スチュワードシップ・コードに基づき、個別ミーティングの際、ディスコ株の保有状況を伺っておりますので下記情報をご提供ください
※大量保有報告書を提出されている場合(変更報告書を直近6か月以内に提出された場合を含む)、「① 直近の保有株数・残高」は不要です。
提供いただいたディスコ株保有状況に関する情報は、当社内でのみ使用し、ディスコ社外の者に共有することはありません。
スチュワードシップ・コードを受け入れていない場合、個別ミーティングの際、運用方針や議決権行使・エンゲージメント方針等をご回答ください。
いただいた情報は今後、議決権に関わるコミュニケーションや株主・投資家動向の理解・状況把握などに活用し、対話の質向上を図ってまいります。
ミーティングのリクエストでご入力いただいた情報は、当社個人情報保護方針に基づき取り扱います。EU域内からのお申し込みに関してはGDPRに準拠し、他海外からのお申し込みについては、適用される各国・地域の個人情報保護法制にも配慮します。
本規約は、当社の判断により予告なく改訂される場合があります。
英訳を提供する場合、和文(原文)が優先します。最新版は当社ウェブサイトに掲示します。
A1. いいえ、申込みは可能です。
規約では「スチュワードシップ・コードを受け入れている機関投資家」を条件に例示していますが、受け入れていない場合でも申込みは可能です。個別ミーティングの際は議決権行使の方針や実績をご提示ください。
A2. 原則として、ミーティング参加者のご所属を確認するため、代理申込は証券会社(第一種金融商品取引業者または同等の外国証券業者)に限定しています。証券会社に枠を預託した場合でも、実際の参加投資家は本規約に定める条件を満たす必要があり、投資家情報を確認させていただきます。
A3. 規約に記載のとおり、当社の市況認識は決算発表時点の見通しを基準とします。これはフェア・ディスクロージャーの徹底のためであり、期中に市況認識を更新してお伝えすることはしておりません。
ただし、適時開示事項が発生した場合はその都度開示します。
A4.個別ミーティングの機会を建設的かつ公平に配分するため、申込順序ではなく「ご希望のミーティング・コード、投資家の属性、面談履歴、滞在日程」などを総合的に考慮します。
順番が影響しないと記載しているのは、先着順対応ではないことを明確にするためです。
A5. 「短期間」の具体的な日数・月数を機械的に定めているわけではありません。実務的に同一法人・グループへの過度な個別対応を防止し、ミーティング機会の公平性を担保する趣旨であり、通常の四半期ごとの申込などは問題ありません。当社が証券会社に枠を預託した際においても、多数の申込みが確認された場合は対応を見合わせる場合がございます。判断は運用体制や申込状況を勘案し、柔軟に対応します。
A6. いいえ、必須ではありません。
規約にある「直近3~5年程度の保有株数推移」は、可能な範囲でご提示いただきたい参考情報です。回答が難しい場合は、直近の残高やスチュワードシップ・コードに基づく公開方針URLを踏まえ、改めて運用・株式保有の方針をご提示いただければ足ります。
大量保有報告書を直近提出している場合は、一部情報は不要です。
A7. 原則として無断での録音・録画は禁止です。ただし、業務上やむを得ず自動記録機能が稼働する場合は、事前に利用範囲や責任者を明示していただくことで調整可能です。
「申告すれば必ず許可」という意味ではなく、禁止を原則としつつ、コンプライアンス上の透明性ある対応を認める趣旨です。
株式会社ディスコ
2025年9月
©2025 DISCO CORPORATION