マニュアルはお客様が装置を
使いこなすために
重要な役割を果たします
テクニカルライター
2019年 新卒入社
文学系専攻
精密加工装置の開発の中心は本社・R&Dセンターですが、広島の桑畑工場で開発しているダイシングソーもあります。私はそれらの取扱説明書や安全な使用に関する添付文書、詳細な機能説明資料などを作成する仕事をしています。ディスコの装置は、オーダーメイドで機能や操作方法がお客様毎に異なるため、マニュアルや資料の作成といっても単純な作業ではありません。一つひとつがどういう技術や機能なのかまずは自分が理解し、お客様が理解しやすい表現や説明に仕上げていきます。
ディスコのビジネスは、装置を買ってもらうことではなく、加工結果をソリューションとして提供することに主眼を置いています。従って、お客様が装置を使いこなすために必要なマニュアルも重要な役割を果たします。自分の書いた文章がそこに関わっていると思うと、やりがいと共に責任感を感じます。また技術部門に所属しているため、分からないことは近くにいる開発者に気軽に聞けるので、有り難いです。そして、自分の作ったマニュアルが技術者から見ても分かりやすいと言われると、ちょっとした達成感を感じます。
入社した当初は、働くことを通じてスキルやコミュニケーション能力などを向上して、自分の成長につなげたいと考えていました。実際に入社してから今まで、G高専という研修部署に所属して過ごす期間、多くの人と出会い、さまざまな部署で未体験の業務に挑戦させていただきました。私は文学部でドイツ語専攻だったので、機械装置の組み立てやプログラミングなど初めて見たり触ったりするものが多く、新しい領域の知識や技能を数多く習得することができました。
自分が学んだプログラミング知識を応用し、作成したツールがある部署でとても喜んでいただけたことがあり、成長は自分の満足感だけでなく、人の役に立つことにつながると実感しました。今は、人の役に立ち、喜んでもらえるように働きながらさらに成長していきたいと思っています。
ディスコはモノづくりについてさまざまな追求をしている会社で、配属もその後のキャリアも自分次第というところが、入社を決めた大きな理由でした。文系でありながらモノづくりや技術に興味があったので、G高専での研修期間はとにかく領域を広げることを意識していました。プログラミングはいつか必ず活用できると考え、自分でもかなり勉強しましたし、情報系専攻の同期や先輩社員に分からないことをたくさん聞いて回りました。機械装置の組み立ては、苦戦しながらも実際の装置を組み立てる経験ができ、新たな楽しさを発見できました。
現在の部署は、技術系かつ語学を活かせる仕事があると聞いて業務を体験させてもらった際、「文章はお客様と装置を仲介する。文章をわかりやすくすることはもちろん、お客様の使いやすさに貢献する部署でありたい」というお話を聞き、興味が沸きました。マニュアルは文章のイメージが強かったのですが、言葉以外にもイラストやデザインなど伝える手段はさまざまですし、装置の表示画面や操作性についても提案していきたいという考えにも共感できました。バックグラウンドに縛られず色々体験できたことで、自分の時間をかけて追求したい仕事との出会いにつながったと思います。
入社前から話は聞いていましたが、思っていた以上に日常的な取り組みとして定着していて驚きました。入社当初は教えてもらう時間の方が多く、当然個人Willは赤字でしたが、さまざまな業務を経験し、少しずつスキルを身につけていく中でもらえるWillも多くなっていきました。大半の同期も入社半年くらいから黒字化できていたように思います。Willを通じて、任せてもらえる業務の大きさや自身の成長を実感できますし、何が足りない、どうしたらもっと価値を生み出せるのかと考えることが、さらなる成長へのモチベーションにつながっています。
PIMは、日々の業務の中に小さくても何か改善できることはないか、と考える習慣が身につくきっかけになっていると感じます。改善のタネを探しながら働くことで、日々新鮮な気持ちで業務に取り組むことができます。
WillやPIMに時として難しさを感じることもありますが、地道に考えてアイデアを出し続ければ力がついてきて、徐々に形にできるようになってくるものかなと思っています。
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