弊社製品の使用に対する補償ポリシー

株式会社ディスコ(以下「ディスコ」といいます)は、無償保証期間の内外を問わず、ディスコが販売または貸与等した製品(以下「ディスコ製品」といいます)またはディスコが提供するサービス等(製品の据付、メンテナンス作業を含みますがこれらに限られません。以下「サービス」といいます)に起因してお客様が製造する製品・仕掛品等に滅失、毀損、不良等(以下併せて「不具合等」といいます)が発生し、お客様に損害が生じた場合(以下「本損害」といいます)には、以下の《負担条件》の内容に従ってその損害を補填いたします。

ただし、いかなる場合であっても機会損失、逸失利益、特別の事情から生じた損害、付随的損害、派生的損害については補填の対象外とし、いかなる場合においてもお客様が個別取引においてディスコに対して支払った代金の総額が上限となります。特定のディスコ製品に対して複数の請求や複数の損失原因があった場合でも、この上限が増額されることはありません。

また、いずれの場合も不具合等の発生がディスコの責に帰すべき事由(初期不良、設計不良、仕様未達、明らかな作業不備、お客様の指示に対する明確な違反等)によることが客観的に証明されたことを条件といたします。

なお、2015年8月14日(本補償ポリシーのHP掲載日)以降に本損害について別途ディスコと書面により合意しているお客様につきましては、当該合意内容に従って補填いたします。

負担条件

お客様の製品・仕掛品等に不具合等が発生した時から起算して最初に加工された1カセットまたはウェーハ25枚のいずれか少ない金額を上限として、 当該ウェーハにおいて実際に不具合等が生じたデバイスの実損害に不具合等に対するディスコの帰責割合を乗じた金額を補填します。
ただし、いかなる場合においても、不具合等の原因となったディスコ製品(精密加工ツールを除きます)の購入代金の10%を超えて、または不具合等の原因となったサービスの購入代金を超えて、または不具合等の原因となった精密加工ツールがブレード類の場合は200個分の購入代金、精密加工ツールがホイール類の場合は10個分の購入代金を超えて、補填いたしません。
また、以下のすべての項目を満たしていることを条件といたします。

  1. ディスコ製品を誤った環境、条件、方法で使用していないこと
  2. ディスコ製品をディスコによる据付・立上等を行った後にお客様ご自身で輸送、移動していないこと
  3. ディスコが製造・販売する精密加工ツール(ブレード・ホイール等)を使用していたこと
  4. ディスコ純正品以外の第三者の製造・販売にかかる部品を使用していないこと
  5. 不具合等が生じたディスコ製品について、出荷後7年またはサービス提供後30日を経過していないこと
  6. 不具合等が生じたディスコ製品について、修理・改造がなされていないこと(ディスコによる修理・改造またはディスコの書面による合意のある修理・改造は除きます)
  7. ディスコ以外の第三者によりメンテナンスがなされた実績がないこと及びディスコ提供の取扱説明書に記載されたメンテナンス(保守・点検)が適正に行われていたことを記録により確認できること
  8. 寿命部品や消耗品の消耗、摩耗、劣化等、部品等の交換が必要であったにもかかわらずこれを行っていなかった場合でないこと
  9. サービス完了後、お客様においてディスコ製品の適切な状態確認(正常に動作すること、お客様の想定どおりに動作すること等を含みますがこれらに限られません)がなされていたにも関わらず発生した不具合であり、速やかにディスコに通知されたものであること
  10. ディスコの書面による合意無く、お客様が独自に採用した加工条件、加工方法、装置・精密加工ツールの使用方法による不具合でないこと
  11. お客様において不具合等を認識したうえでなお当該製品の使用を継続したものではないこと
  12. 不具合等の防止・発見、損害拡大の回避という観点においてお客様の加工プロセスが妥当であると認められること
  13. 出荷当時またはサービス提供時の科学、技術水準では予見が不可能だった不具合でないこと

以上

改定日: 2018年4月1日

ISO9001適用外品について


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